【宅建】300時間400時間500時間勉強で落ちる理由
300時間400時間500時間勉強したのに合格点に届かなかった
宅建の合格目安勉強時間は300時間なのになんで!?と悩んでいませんか?
目安勉強時間が300時間とだけ記載されていることで誤解が生じていると思います
なぜかというと、1番の原因は宅建士試験は『相対評価の試験』だからです
行政書士のように180点取れば絶対に合格という『絶対評価』の試験ではありません
絶対評価の試験なら同じように勉強して同じ180点以上取れば全員合格ですが、宅建はそうはなりません
私は『独学・異業種・初学』で450時間勉強して合格しましたが、特別優秀な経歴はありませんし高校受験もマトモに勉強していません
ですが、この300時間という魔の数字のトリックに意図せず気付いて合格出来ました
そのトリックの種の結論は『密度』です
この記事はそのトリックについて書いていきます
300時間が公表されていることで起きること
様々な資格予備校等のサイトで300時間が最低合格目安の勉強時間です
と、公表されるとどうなるでしょうか?
私も勉強開始初期に思ったのですが、300時間目指して勉強しよう!そう思いませんでしたか?
もしくは昨年300時間目安に勉強したけどあと少し1点や2点で合格出来なかったりしていませんか?
何故、そうなるのかというと多くの受験生がその辺りに密集するからです
同じように300時間勉強したらだいたい同じような点数になり、多くの受験生が固まってしまいます
あと1点合格点を切り下げたら想定以上の合格者が出てしまう
なので、あと1点の受験生を合格者にすることが出来ないんです
合格目安300時間は嘘!?
それなら300時間は嘘なのか!?と、当然の疑問が浮かぶと思います
個人的には嘘ではないが信じない方が良いと思います
300時間が目安なら360時間やろう!400時間やろう!450時間やろうという受験生は必ず出てきます(私もです)
つまり、本来は300時間で良かった筈の試験が受験生が勉強熱心であるために難しくなって来ているとも言えます
そこに宅建士試験の相対評価方式が加わりますと
600時間勉強した人、500時間勉強した人、400時間勉強した人で受験者数の上位約15%に達してしまい、300時間勉強した人を加えると20%を超えてしまうので400時間勉強した人までとなっている(※イメージです)
40点オーバー狙いで確実に一発合格を狙いにくる受験生がいる事を知っているのか知らないのかでは有利になるか不利になるのかが変わります
試験方式を知っているのはとても大事なんです
勉強期間が受験生によって違うこと
私が勉強期間約3か月と書いているのは自慢したいからではなく密度の参考にしてほしいからです
同じ300時間400時間でも1年で達成するのか、3か月で達成するのかでは密度が変わります
人間は忘れていく生き物である以上、1年前に勉強した事をずっと覚えておくのは大変です
個人的には宅建は半年以内くらいの短期〜中期のプランで一気に勉強してしまう方が合格しやすいと思います
1年の長期プランになるのであれば目標勉強時間をかなり多めに設定しておく事をオススメします
長期プランの方は勉強時間さえ確保して毎日やれば、かなり理解度が深まると思うので、実務になった時にも頭に残っているというメリットを信じて毎日勉強楽しんでください
宅建の試験範囲は日常でも使えるので覚えて損はなし!
期間による密度の違いを視覚化
例えば1年で300時間を分かりやすく単純に考えると、1日に1時間です
3か月で3時間を分かりやすく100日とすると、1日に3時間です
1時間の勉強が無駄な訳ではありませんが、1年間記憶を維持するには足りないという事です
半年で540時間くらい、1年なら700時間を目安に勉強されると良いかもしれません
勉強始めたてはゆっくりと理解しながら勉強慣れした中盤以降に少しずつ1日の勉強時間を増やしていくことが半年や一年の期間があれば可能です
3か月短期コースでは1日平均4時間を維持して最後まで一気に走り抜ける感覚でした
社会人が時間を確保するには
これは全部を推奨している訳ではなく、こういう手段を使って時間を作りましたよ
という内容も含まれます
1、坊主にして髪に関する時間を大幅にカット
2、フードデリバリーや通販を利用して買い物時間を確保
3、食洗機・自動掃除ロボット・ドラム式洗濯機
自分でなくても対応可能な事はなるべく振るようにしました
これは今後も継続・発展させていきたいと思っています
そもそもの必要勉強時間を削減する
これは私は宅建の時には選択しなかったのですが
素直に予備校を利用するという事です
独学で450時間必要な道のりでも、講師とともに歩めば360時間やさらに短い時間での合格も見えてきます
予備校は自転車、独学は徒歩で目的地に向かうようなモノ
予備校を利用して目的地に向かっても漕がなければ着くことはないですし
独学でも自転車より長い時間歩けば目的地に自転車より速く到着出来るかもしれません
まとめ
いかがでしたか?こうやって分けてみると必要勉強時間の300時間って本当に気をつけないといけないなと感じますね
逆に言えば密度を高めていけば短期間での合格も十分可能ですし、
質を高めていけば短時間での合格も可能となります
今これを書いているのが7月末くらいですが
当時の私は7月末でようやく業法7周、法令上の制限と税・その他5周終わったかどうかくらいで
8月になって民法・権利関係を始めたくらいと記憶しています
社会人にとってはお盆のお休みを上手く使えばまだまだ諦める時期ではないです
皿回しが苦手でどれも中途半端な状態の方は
まず業法を集中して、1周終わってもまた業法、業法、業法とやってみてください
さすがに飽きてきますが
飽きてくる頃には覚えていますし、1周の速度も上がってきます
各分野の理解度30%で次の分野に移行するのと、80%くらいまで高めてから移行するのでは次回覚えている量も深さも変わると思いますよ
全部を80%くらいまで高めている最中は、土日休日を使って前の分野メンテナンスしながら、平日は今取り組んでいる分野をグルグルです
試験日まで諦めないでお互い勉強楽しみましょう
応援してます
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